天竜二俣で自然を語ろう、少しだけ in English

天竜二俣駅は山と川に囲まれていて、自然がいっぱいです。
駅には、転車台があり鉄道マニアには必見の場所でもあります。
転車台では、電車がターンテーブルの上で、ぐるりと一回転して向きを変えたり、
後方にある扇型に線路が並んでいるその先の機関車の倉庫に入ったりします。

 

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この天竜二俣駅は、天竜浜名湖線の始発駅のJR新所原駅から終点がJR掛川駅までの間の丁度真ん中です。

 

そして、駅前に展示されている大きな蒸気機関車は、トーマス機関車やゴードン機関車のように見えます。近くを天竜川がゆったりと清く美しく流れ、山々は杉林が整然と並び、深い緑に覆われています。

 

ずっと昔、秋葉山から山里の天竜二俣に下りてきた天狗は、防災の方法や医療の方法を人々に伝えるため、ここから三河の国、吉田の方に向かって西へ西へと走りました。
途中、天狗は自然災害を表している鬼と出くわしますが、鬼は雷のようにジグザグと体の向きを変えて天狗をからかいます。

 

しかし秋葉山から下りてきた天狗はさらに西鹿島、岩水寺、都田、金指、気賀を通り、三ケ日へと走り抜けます。そこから上り坂の本坂峠を超えて、少しすると今度はゆっくりと下り坂になり、ふもとにある紅葉の綺麗な普門寺前を通り石巻の和田辻に向けて、一気に走り抜けます。

 

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そこで大きく左へ曲がり、青陵街道から二連木、八町交差点へとさらに続いて飛ぶように走ります。

 

八町交差点には東海道吉田宿から秋葉街道に入る目印として、大きな石の秋葉常夜燈が立っています。東海道に出たら右へ曲がり、安久美神戸神明社まではもうすぐです。
秋葉山の天狗がついに安久美神戸神明社にやってきます。
ここで天狗と鬼が再び出会い、毎年恒例のからかいの場面を始めるのです。

 

最初は鬼が天狗をからかうのですが、最後は鬼が負けて、今度は鬼が天狗にかわって市中を
猛スピードで走ります。

 

天竜川は昔から洪水が多く、地域の人々は農作物が収穫できず大変苦労しました。
でも、人々は山にヒノキやスギの木を植林することが、保水力となり、大雨が降ってもすぐには
川が増水しなくなるので、森林の管理の大切さに気付きました。

 

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森林は酸素を作り出したり、空気をきれいにしたり、木材を生産したり、木の根が山崩れを防いだり、さまざまな植物や生き物が生育する場所を提供したりしています。
森林は地球環境に大事な役割をたくさんしてくれています。

 

金原明善という人が天竜川地域の治山治水のための土木工事をするため、私財を投げ売って
始めたのは明治に入ってからでした。

 

現在の私たちの生活を支える石炭や石油、天然ガスは昔の動植物の死骸が地中に堆積してできたもので、化石燃料と呼ばれています。

 

化石燃料は炭素の塊であるため、燃料としてこれらの化石燃料を空気中の酸素とくっついて二酸化炭素となり大気中に出て行きます。
つまり、私たちが電気を使ったり、車に乗ったり、工場で作られたものを使って暮らしている生活は、二酸化炭素を出し続けている生活なのです。

 

パリ協定で、2016.11.4 世界197カ国が地球温暖化ガス排出ゼロに向けて動き出しました。
現代の大急ぎで走っている天狗はこのことを伝えるために、急いで走ります。脱炭素社会のエネルギーすなわち「自然エネルギー100%」の未来を目指すことになったと伝えるために一生懸命走っているのです。

 

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